木工工事・現場管理の佐々木です。

喜んでいただくことが、やり甲斐となります。

私は、大阪市立工芸高校の建築科を卒業し、まずは希望であった設計事務所に就職しました。時代はバブル期で、朝の8時から夜の12時までの勤務でした。しかし、私の心構えと体力のなさ、精進する気持ちと足りなさが原因で挫折・・・。落ち込み、自分の甘さに嫌気がさすほどでした。

その後に高校の時の恩師より「おれの友達がリフォームの仕事してるからそこに行かんか?」と連絡をいただきました。なんともありがたいお言葉でした。でもそのころは「リフォーム?」って感じでした。そして、いきなり「現場」での仕事でしたのでとまどいました。解体、搬出、そうじ、掃除、材料搬入、掃除、解体、そうじ。

最初はこればかりでした。今思えば当たり前です。これができないと次の身につけることの勉強に進めません。あいさつ、そうじ、養生(仕上がったところに傷やホコリがつかないように保護すること) これ基本です!!

そこからは、自分が施工した壁がクロス仕上げになったり塗装されたりして、現場が何もなかったところから仕上がっていく様子や、お客様が喜ぶ様子、完成した時など。自分なりですが、面白みも発見したり感じたり出来るようになりました。一度、現場でお客様からの要望で「やっぱり、こんなふうにならないかな?」 とおっしゃられたことがあります。それは、見積もり時にも現場打合せ時にも出なかった話です。

解体してみると壁の中に以外と有効活用されていない場所があったりします。そこを見て棚を埋め込みたいとのことでした。同現場で施工を工夫したことで予算がほんのすこし浮きましたので、その棚の材料費とし、取り付けることができました。仕上がってもホントに小さな空間でしたが、「ありがとう!!」とすごく喜んでいただけました!臨機応変さもほめていただけました。ささいなことですが、そのお客様とのやりとりが印象的でした。喜んでいただくことが、やり甲斐となります。

私の実家は小さな木造2階建、築40数年の年代モノです。高校で建築科に行ったのも、「この家をいつか綺麗にしたい」との思いからでした。
自宅の二部屋の4畳半のあいだの壁を撤去して9畳大の洋間に仕上げたことがあります。
仕事で施工してますが、そのとき初めて自分自身でのリフォームを経験しました。

もちろん自身での施工です。一人ですべて(クロス以外は)やったのでとても時間がかかり大変でしたが、やりがいのあるものでした。壁がなくなり広くなり「スッキリ」した気持ちになったのを覚えています。
そこで音楽を聴いたり、ギターをちょこっと弾いたり、自分の「基地」ができたようでうれしいものです。

その部屋が、友達の縁で雑誌に一度載ったこともあります。

個人のこだわりや趣味の部屋を紹介する雑誌で、わざわざライターさんとカメラマンさんが私の自宅までこられての取材でした。

それも、自分で自分の部屋を工事したからこそできた経験でした。もちろん紹介してくれた友達のおかげでもあります!照れくさいものでしたが、面白がって色んな方に評価していただいたようでうれしかったです。その後友達の評判もよく、数人見に来ました。その時もおもしろがってくれました!

最近は、パソコンで自宅のリフォームの構想を考えたりしてます。結婚して家族が増えましたので、1階に母の部屋。それと仕事の車が入って小さな倉庫物置。2階にリビング、壁には数本のギターを飾ります!あとCDがぎっしり入る収納棚!(これがあれば満足です。)
3階に寝室等です。

「妄想」になりますが、いつか実現したいと思っております。人それぞれ理由は違うとは思いますが、
その「綺麗にしたい!」「使いかってをよくしたい!」「このピアノの為の部屋が欲しい!」などの「スッキリ」「うれしい」気持ちをお客様と共有できればと思っております。

ご一緒にお仕事させていただく機会がありましたら、その動機である障害を取り除き、仕上がった時には「うれしい」「スッキリ」した気持ちを共有できればと思っております。

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